映画

先週、久しぶりに一人で映画館に行ってきました。

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。今から55年前、アメリカが人類初の月面着陸に威信をかけて望んだアポロ計画の舞台裏をNASAの協力も得て描き、計画が失敗した時のためのフェイク映像まで作ってしまう物語です。コメディ要素もあり、恋愛物語でもあり、上映時間132分、睡魔に襲われることはありませんでした。面白かったです。しかし、劇場の観客は3人。夏休みに入った平日の17時過ぎでしたが、これで採算が取れるのかと少し心配になりました。

小学生の頃から映画が好きでした。加山雄三の「若大将シリーズ」や「モスラ対ゴジラ」などの怪獣映画を観て育ちました。一日で映画館を二軒廻ったこともあります。当時は娯楽の殿堂であり、休日の映画館は常に大入りでした。

中でも一番印象に残っているのは「ひまわり」。中学三年の時、私が自衛隊の少年工科学校に入学する前に観ました。ソフィア・ローレン主演のイタリア映画で、戦争によって引き裂かれた夫婦の物語です。第二次世界大戦中のウクライナを舞台に、冬の凍る大地と夏の明るいひまわり畑を人生に置き換えて映像化してあります。そして物悲しいヘンリー・マンシーニのテーマ曲。今でもこの曲を聴くたびに涙が出そうになります。私にとって生涯忘れることのない名作です。この映画を観て、自衛隊に入るのをためらったことを覚えています。

いやぁ、映画って本当にいいもんですね~。これからもジャンルにとらわれず、いろいろな映画を観ていきたいと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です