昨晩、取引銀行の親睦会が主催する講演会がありました。テーマは「チャットGPTについて」。
日本語では「膨大な学習データをもとに自然な応答を生成する変換器」とでもいえばいいのでしょうか、こちらの質問に対して滑らかな説明が出てくるのには感心しました。機械学習に基づいているため正確性には欠けますが、手直しをすれば文章作成が簡単にできる大変便利なツールだと思います。一方で困るのは学校の先生方で、簡単な操作で作文や論文ができるので、生徒の思考力の低下が懸念されるという話もありました。生徒の個性や能力を無視した画一的な文章が出回るのも残念なことです。
昨日は朝から東京・北海道・富山・高岡を結んだWeb会議、そして講演会後の懇親会の居酒屋ではQRコードを使ったドリンク注文と、IT化の波の中にいました。便利とはいえ、そこに店員さんがいるのに何で?という思いもありました。
我々の商売では「フェイスtoフェイス」の関係が必要でないかと考えます。当社では毎朝8時30分に部長以上が集まって打ち合わせをします。特に話題がなければ2、3分ほどで終わりますが、普段からコミュニケーションを取って情報を共有しています。
時代はITやAIで効率化が進んでいますが、そんな時代だからこそ、人と人とのつながりを大切にしていきたいと考えています。今年、久しぶりに慰安旅行を実施しましたが、みんなの楽しそうな笑顔を見て、仲間とのつながりの大切さをしみじみと感じました。来年も見てみたい光景です。