創業100周年を迎えて

明治時代の終わり、「人造石」というものに興味を持った青年 寺﨑治作は横浜灯台局へ入り、人造石（いわゆるコンクリート）の建設技術の習得に励みました。その前向きで誠実な性格が多くのチャンスを生み出し、大正12年の春、樺太（サハリン）の地で弊社の前身である「寺﨑組」を創業しました。

終戦後、故郷富山へ拠点を移してからも、建築・土木の綜合建設業者として地域の発展とともに成長させていただきました。その道は決して順風満帆ではありませんでしたが、創業以来続く「堅実」・「誠実」の基本理念のもと、こつこつと信用を積み重ねてまいりました。

そして本年、おかげさまで寺崎工業は創業100周年という大きな節目を迎えることができました。これもひとえに、お客様、協力業者様をはじめ、関係者の皆様からの永年にわたる温かいご支援とご愛顧の賜物と心より感謝申し上げます。また、幾多の困難を乗り越えてきた多くの先輩方のたゆまぬ努力に改めて敬意を表するとともに、役職員とその家族の皆様方にも心より感謝いたします。

これからの100年に向けて、目まぐるしく変化する環境にも柔軟に対応しつつ、地域社会から信頼され、必要とされ続ける企業を目指します。そのためにも、これまでの100年と同様、「堅実」に「誠実」に、日々の信用を積み重ねてまいる所存です。今後とも末永くご支援とご厚情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。