新入社員

早いもので4月を迎え、我が社にも2名の新入社員が入ってくれました。

4月1日に入社式を行いました。私がそこで話したことは、1.親に感謝する 2.しっかり挨拶する 3.わからなければ聞く 4.安全の確保、の4つです。

具体的には、初任給で親にご馳走を、挨拶はコミュニケーションの基本、質問することで理解が深まり知識となる、安全はすべてに優先する。社会人としてスタートを切る今こそ、習慣として身に付けてほしい項目を言いました。

私の経験談も話しました。「新入社員時代に厳しい先輩がおられ、その人と毎朝顔を合わせるのが嫌で仕方がなかったが、結果的にその人のおかげで一人前になれたと思えたし、最終的には一番親しい間柄になった」という話です。出会いの中で人は育てられると思います。

そして「経験を通して『知識』を『知恵』に変えていくことが求められる」、「人に平等に与えられたのは24時間という時間だけ」という話で締めくくりました。少しずつでいいからしっかりと知恵を身につけて、限られた時間を有効に使ってもらいたいと思います。

昨年末に自宅の神棚を掃除していると、今から53年前の昭和46年に私が送った1万円札の入った現金書留を発見しました。親が神棚に上げそのままになっていたものです。封筒には「寺﨑敏夫様」。私の汚い字でしたが心を込めて書いてあり、新鮮に感じました。たしか初任給が23,800円だったと思います。初めての給料の仕送りを親がどんな思いで受け取ってくれたのか、ほのぼのとした思いを感じました。